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21 -->
23 <manualpage metafile="new_features_2_0.xml.meta">
25 <title>Apache 2.0 の新機能の概要</title>
27 <summary>
28 <p>この文書では、Apache HTTP サーババージョン 1.32.0
29 の主な違いについて記述しています。</p>
30 </summary>
32 <seealso><a href="upgrading.html">1.3 から 2.0 へのアップグレード</a></seealso>
34 <section id="core">
35 <title>コア機能の拡張</title>
37 <dl>
38 <dt>Unix のスレッド</dt>
40 <dd>POSIX スレッドをサポートしている Unix システム上では、
41 Apache はマルチプロセス、マルチスレッドのハイブリッドモードで
42 実行できるようになりました。これにより
43 多くの設定においてスケーラビリティが向上します。</dd>
45 <dt>新しいビルドシステム</dt>
47 <dd>ビルドシステムは <code>autoconf</code><code>libtool</code>
48 に基づいたものになるように、
49 新しく書き直されました。これにより、Apache の configure のシステムは
50 他のパッケージと似たものになりました。</dd>
52 <dt>マルチプロトコルサポート</dt>
54 <dd>Apache に複数のプロトコルを扱うための機構が備わりました。
55 例として <module>mod_echo</module> が書かれています。</dd>
57 <dt>Unix 以外のプラットフォームのサポートの改善</dt>
59 <dd>Apache 2.0 は BeOS、OS/2、Windows などの Unix 以外の
60 プラットフォームで、より速く、より安定して動作するようになりました。
61 プラットフォーム特有の <a
62 href="mpm.html">マルチプロセッシングモジュール</a> (MPM) と
63 Apache Portable Runtime (APR) の導入により、
64 ネイティヴの API で実装されるようになり、
65 バグが多く、性能の悪いことが多い POSIX エミュレーションレイヤの使用を
66 回避することができました。</dd>
68 <dt>新しい Apache API</dt>
70 <dd>2.0 ではモジュールの API が大きく変わりました。
71 1.3 にあったモジュールの順番/優先度の問題の多くは
72 なくなっているはずです。2.0 は優先度の選択をほとんどを自動的に行ない、
73 モジュールの順番はより柔軟性を高めるためにフック毎に行なわれるように
74 なりました。また、コア Apache サーバにパッチをあてることなく
75 追加のモジュール機能を提供することができるように新しい関数が
76 追加されました。</dd>
78 <dt>IPv6 サポート</dt>
80 <dd>Apache が使用している Apache Portable Runtime library が
81 IPv6 をサポートしているシステムでは Apache は デフォルトで
82 IPv6 のソケットを listen します。さらに、
83 <directive module="mpm_common">Listen</directive>,
84 <directive module="core">NameVirtualHost</directive>,
85 <directive module="core">VirtualHost</directive>
86 の各ディレクティブが IPv6 のアドレスを
87 サポートするようになりました (例えば、
88 "<code>Listen [2001:db8::1]:8080</code>")。</dd>
90 <dt>フィルタ</dt>
92 <dd>Apache のモジュールはサーバから送られてきたり、サーバへ
93 送るストリームに対して動作するフィルタとして書くことができるように
94 なりました。これにより、例えば CGI スクリプトの出力を
95 <module>mod_include</module><code>INCLUDES</code> フィルタを使って
96 Server Side Include のディレクティブを解析する、
97 というようなことが可能になりました。<module>mod_ext_filter</module>
98 で外部プログラムをフィルタとして動作させることができます。
99 これは CGI プログラムをハンドラとして動作させるのと
100 よく似た方法でできます。</dd>
102 <dt>多言語エラー応答</dt>
104 <dd>ブラウザへのエラー応答のメッセージが、SSI の文書を使って
105 複数の言語で提供されるようになりました。見ための一貫性を保つために
106 管理者がカスタマイズすることもできます。</dd>
108 <dt>設定の簡素化</dt>
110 <dd>多くの混乱を招きがちなディレクティブが簡素化されました。
111 よく混乱を引き起こしていた <code>Port</code> ディレクティブと
112 <code>Bind</code> ディレクティブは
113 なくなりました。<directive module="mpm_common">Listen</directive>
114 ディレクティブのみが IP アドレスのバインドに使われます。
115 <directive module="core">ServerName</directive> ディレクティブでは
116 リダイレクトと vhost の認識のためだけにサーバの名前とポート番号を
117 指定します。</dd>
119 <dt>Windows NT のネイティヴ Unicode サポート</dt>
121 <dd>Windows NT 上の Apache 2.0 はファイル名の文字エンコード全てに
122 utf-8 を使うようになりました。これらは Unicode ファイルシステムに
123 直接変換されるので、Windows 2000 と Windows XP を含む、全ての
124 Windows NT 系で多言語サポートが提供されます。
125 <em>このサポートは、ファイルシステムのアクセス時にローカルの
126 コードページを使う Windows 95, 98, ME には適用されません。</em></dd>
128 <dt>正規表現ライブラリのアップデート</dt>
130 <dd>Apache 2.0<a href="http://www.pcre.org/">Perl
131 互換正規表現ライブラリ (PCRE) </a>を含んでいます。
132 正規表現の評価には、より強力になった Perl 5
133 構文を使用します。</dd>
135 </dl>
136 </section>
138 <section id="module">
139 <title>モジュールの拡張</title>
141 <dl>
142 <dt><module>mod_ssl</module></dt>
144 <dd>Apache 2.0 の新モジュール。このモジュールは OpenSSL が
145 提供する SSL/TLS 暗号プロトコルへのインタフェースです。</dd>
147 <dt><module>mod_dav</module></dt>
149 <dd>Apache 2.0 の新モジュール。このモジュールはウェブコンテンツを
150 送り、維持するための規格
151 HTTP Distributed Authoring and Versioning (DAV) を実装しています。</dd>
153 <dt><module>mod_deflate</module></dt>
155 <dd>Apache 2.0 の新モジュール。送信前に送信内容を圧縮して
156 ネットワーク帯域を節約する、というリクエストをブラウザが
157 要求できるようにします。</dd>
159 <dt><module>mod_auth_ldap</module></dt>
161 <dd>Apache 2.0.41 の新モジュール。HTTP 基本認証の証明書を保存するのに、
162 LDAP データベースを使用できるようになります。
163 関連モジュールの <module>mod_ldap</module> で、
164 コネクションのプール機能と結果のキャッシュ機能が提供されます。</dd>
166 <dt><module>mod_auth_digest</module></dt>
168 <dd>このモジュールは共有メモリを使うことにより、プロセスをまたいだ
169 セッションのキャッシュをサポートするようになりました。</dd>
171 <dt><module>mod_charset_lite</module></dt>
173 <dd>Apache 2.0 の新モジュール。この実験的なモジュールは
174 キャラクタセットの変換や再符号化を可能にします。</dd>
176 <dt><module>mod_file_cache</module></dt>
178 <dd>Apache 2.0 の新モジュール。このモジュールには、
179 Apache 1.3 における <code>mod_mmap_static</code> 機能が含まれ、
180 また、追加のキャッシュ機能が加わっています。</dd>
182 <dt><module>mod_headers</module></dt>
184 <dd>このモジュールは Apache 2.0 で非常に柔軟性が
185 高くなりました。<module>mod_proxy</module>
186 で使われるリクエストのヘッダを変更できるようになりましたし、
187 応答ヘッダを条件に応じて設定できるようになりました。</dd>
189 <dt><module>mod_proxy</module></dt>
191 <dd>proxy モジュールは新しいフィルタの機構を利用するためと、
192 より信頼できる、HTTP/1.1 に準拠した proxy を実装するために
193 完全に書き直されました。さらに、新しい
194 <directive module="mod_proxy" type="section">Proxy</directive>
195 設定セクションがproxy されるサイトのより読みやすく (内部的にもより速い)
196 設定を提供します。オーバーロードされた
197 <code>&lt;Directory "proxy:... &gt;</code>
198 設定はサポートされていません。このモジュールは <code>proxy_connect</code>,
199 <code>proxy_ftp</code>, <code>proxy_http</code>
200 といった、特定のプロトコルをサポートする
201 モジュールに分割されるようになりました。</dd>
203 <dt><module>mod_negotiation</module></dt>
205 <dd>クライアントが NOT ACCEPTABLE や MULTIPLE CHOICES 応答の
206 代わりに常に単独の文書を受けとるようにするために、新しいディレクティブ
207 <directive module="mod_negotiation">ForceLanguagePriority</directive>
208 を使うことができるようになりました。
209 さらに、より一貫性のある結果を提供するために
210 ネゴシエーションと MultiViews のアルゴリズムが改善され、
211 文書の内容を含めることのできる、新しい形式のタイプマップが
212 提供されるようになりました。</dd>
214 <dt><module>mod_autoindex</module></dt>
216 <dd>Autoindex されるディレクトリの内容一覧が、
217 きれいに表示されるために HTML のテーブルを使うように
218 設定できるようになりました。また、バージョンによるソーティングなど、
219 より細かいソーティングの制御ができるようになり、ディレクトリ
220 の内容一覧をワイルドカードにより選別することができるようにもなりました。</dd>
222 <dt><module>mod_include</module></dt>
224 <dd>新しいディレクティブにより、SSI のデフォルトの開始タグと終了タグを
225 変更できるようになりました。また、エラーと時刻の形式の設定が SSI の
226 文書中ではなく、主設定ファイル中で行なえるようになりました。
227 正規表現の解析とグループ化の結果 (Perl の正規表現の構文に
228 基づいたものになりました) を <module>mod_include</module>
229 の変数 $0 .. $9 により取得できるようになりました。</dd>
231 <dt><module>mod_auth_dbm</module></dt>
233 <dd><directive module="mod_auth_dbm">AuthDBMType</directive>
234 ディレクティブにより、複数の DBM 型のデータベースをサポートする
235 ようになりました。</dd>
237 </dl>
238 </section>
239 </manualpage>